
アロマテラピーってなあに?



アロマテラピーは、植物の香り成分を抽出した”精油”を使った自然療法なのよ。
花の香りを嗅いだり、森林浴をしたり、私たちは日々自然に癒されています。
アロマテラピーは、植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを回復し、健康や美容に役立てていく自然療法です。
本記事では、アロマテラピーの基本情報から効果、使い方までを詳しくご紹介します。
興味を持った方は、ぜひ実際にアロマを楽しんでみてくださいね。
- アロマテラピーとは何か
- アロマテラピーの歴史
- アロマテラピーとアロマセラピーの違い
- アロマセラピーの効果とメカニズム
- 精油とは何か
- アロマテラピーの楽しみ方
アロマテラピーとは?


アロマテラピーは、アロマ(=芳香)とテラピー(=治療)が組み合わされてできた造語です。
アロマテラピーの特徴は、植物の香り成分を抽出した精油(エッセンシャルオイル)の作用で、心身の美と健康をサポートする自然療法(植物療法)です。
香りを通じて心理的、身体的なバランスを整え、豊かな毎日を過ごすことを目的としています。



植物療法(フィトセラピー)には、ハーブ療法、森林浴療法や薬膳などもあるのよ。
アロマテラピーの歴史


5000年以上も前から植物の香りを使った治療は行われていました。
古代エジプトでは、香り高い煙は人と神が繋がるための手段と考えられ、宗教儀式で植物を焚く「薫香」が行われました。
ミイラの防腐剤としてミルラの樹脂が活用されていたこともわかっています。
古代ローマ時代では、公衆浴場で香油によるマッサージが行われていました。
また、イエス・キリストが生まれた時、駆け付けた三賢人から捧げられたのが「黄金」の他に、「乳香(フランキンセンス)」と「没薬(ミルラ)」であったことも有名です。



当時の人々にとって、植物の香りは金と並ぶほど価値あるものだったことが分かるわね。
日本では、飛鳥時代に仏教とともに伝来し、『日本書紀』に淡路島に漂着した香木について記されています。



淡路島に行った時、香りの街って書いてあったのはそういうことだったんだ!
近代的な「アロマテラピー」は、20世紀初頭のフランスで生まれました。
1937年、フランスの化学者であるルネ=モーリス・ガットフォセが精油を使った治療法を「アロマテラピー」と名付けました。
実験で負った火傷をラベンダーの精油で治癒した経験を元に、著書『アロマテラピー』を書いたのです。
これにより、アロマテラピーという言葉が誕生しました。
イギリスでは、1961年に看護師のマルグリット・モーリーが、「ホリスティック・アロマテラピー」の基礎を築きます。
これは、医療というよりは、リラックスと美と健康に焦点を当てたアロマテラピーです。
日本では、1985年にロバート・ティスランドの「アロマテラピーの理論と実際」が邦訳されたことで、アロマテラピーが広まり、人々の関心を集めました。



女性誌ananやnon-noにも多く取り上げられ、特に女性の関心を集めたの。
アロマテラピーとアロマセラピー


アロマテラピーとアロマセラピーは、アプローチに違いがあります。
テラピーはフランス語読み、セラピーは英語(イギリス)読みで、読み方の通り、アロマテラピーはフランス式、アロマセラピーはイギリス式になります。
- アロマテラピー:フランス式
- アロマセラピー:イギリス式
アロマテラピーについて
フランスでは、医師が治療の一環としてアロマテラピーを用います。
精油は医師や薬剤師が薬品として扱い、治療目的で患者の症状に合わせて処方されます。
精油は薬品ですので、マッサージは一般的ではありません。
アロマセラピーについて
イギリスでは、アロマセラピーは医療ではなく、資格のあるセラピストによるマッサージの方法が用いられます。
エステやスパ、一部は病院で、補完代替療法の一環としてアロママッサージが行われます。
日本はどっち?
日本で用いられているのはイギリス式で、医療としては認められていません。



日本では医療行為として認められていないから、精油は”雑貨”という扱いになるのよ。
アロマテラピーの効果とメカニズム


アロマテラピーは、精油の香り成分が鼻や皮膚を通じて身体に吸収され、脳の扁桃体、海馬、視床下部に作用します。
扁桃体は、感情や欲求を司り、海馬は記憶を司ります。
視床下部は自律神経を制御し、体温や睡眠、ホルモン分泌、免疫機能などのバランスを制御しています。
嗅覚は、五感の中で唯一直接視床下部に働きかけるため、最も本能と直結し、早く心と体に作用を及ぼします。
この働きかけの早さが、アロマテラピーの特徴であり大きな長所となります。



香水の匂いで昔の恋人を思い出したりするってよく聞くかも。



そう、匂いは記憶にも作用するの。プルーストの『失われた時を求めて』を読んだことはあるかしら?マドレーヌを紅茶に浸した時の匂いから昔の記憶を思い出すシーンがあるのよ。
精油とは


植物は動くことができないため、生き残りや繁栄のために必要な物質を自ら作り出しています。
受粉のために甘い香りで虫たちを引き寄せたり、食べられないように虫が嫌う匂いや毒で身を守ったりするのです。
殺菌や抗菌に効果のある芳香物質を出して、ウイルスから身を守ったりすることもあります。
そんな植物の花、葉、果実、樹木などから抽出したものが精油(エッセンシャルオイル)です。
植物のエキスを濃縮しているため、芳香成分の一つ一つに抗菌、殺菌など様々な薬理的作用を持っています。



精油に含まれる芳香物質は1つではなく、100〜数百の成分が集まっていると言われているのよ。
精油の取得方法
精油の取得方法は、植物の種類やどの部分を抽出するかによって異なります。
蒸留法、圧搾法、溶媒抽出法などが基本となります。
精油の作用
精油には、抗菌、鎮痛、リラックス、高揚など様々な作用があります。
お手持ちの精油がある場合、どんな作用があるのかぜひ調べみてください。
精油の希釈
精油の芳香成分は強く、そのまま使うと刺激が生じます。
そのため、基材を使用して1%ほどに希釈して使うことが基本となります。
基材には、精油になじみやすい植物オイルやエタノール、グリセリンなどがあります。
精油の選び方
日本では、精油は雑貨扱いですので気軽に買うことができます。
一方で、品質、純度、原産地、生産方法などを考慮して選ぶことが重要です。
そのため、精油を買う際はアロマテラピーの専門店の店頭で買うことをおすすめします。



香りを実際にかいで、好きなものを選ぶといいわよ。
店頭で買えば、店員さんに扱い方も教えてもらえるから安心ね。
アロマテラピーの楽しみ方


アロマテラピーの楽しみ方は様々あります。
ディフューザーを使ったり、入浴剤として使用したり、アロマキャンドルを楽しんだりすることができます。
また、リラクゼーションとしてアロママッサージに行くのも至福ですね。



1番かんたんな方法は、好きな精油をティッシュに垂らしたり、沸騰したお湯を入れたマグカップに精油を垂らして嗅ぐ方法かしら。
アロマオイルの楽しみ方いろいろ
- 芳香浴(ハンカチ、ルームスプレー、ディフューザー、アロマストーン等)
- 入浴(手浴・足浴・全身浴・半身浴)
- 吸入(マグカップや洗面器)
- タオル湿布
- オイル塗布
- スキンケア
- トリートメント、マッサージ
- 香水
- ものに香りを移す(手紙、名刺、ぬいぐるみ・・・)
アロマテラピーの注意事項


精油は高濃度のため、希釈して適切な使い方をする必要があります。



ローズの精油の場合は、1滴の精油に200本のバラが凝縮されているの。どのくらい濃いのかイメージできたかしら。
特に妊娠中や乳幼児、高齢者に使用する場合は禁忌などもありますので、取り扱う精油の注意事項をきちんと読み、適切に扱いましょう。
まとめ


アロマテラピーが、植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを回復し、健康や美容に役立てていく自然療法であることをご紹介しました。
もっと知りたいと思った方は、アロマの勉強をしてみると、自分でブレンドをしたりルームスプレーを作ったりできるようになります。
自然の恵みに触れながら、心地よいライフスタイルを築いていきましょう!



アロマテラピーにご興味を持った方は、ぜひ試してみてくださいね。
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