
こないだアロマのお店に行ったんだけど、たくさんアロマオイルがあって、どれを試していいのかわからなくて出てきちゃった…
アロマテラピーは、古代から現代まで様々な文化で利用されてきた自然療法の一つです。
その中心となるのがアロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)。
しかし、種類が豊富なため、どの精油がどのような香りでどのような効能があるのか、初心者にとっては戸惑いがあるかもしれません。
そこで、この記事では代表的な18種類のアロマオイルを系統別に紹介します。



気になる精油が見つかったら、ぜひお店で香りを試してみてくださいね。


フローラル系


フローラル系の精油は花から抽出され、柔らかで甘い香りが特徴です。
代表的なものにはラベンダー、ローズ、ジャスミンなどがあります。
これらの精油はリラックスやストレスや不安を和らげる効果が期待でき、バスタイムや就寝前におすすめの精油です。



やっぱりお花の香りって大好き!
ラベンダー


ラベンダーは穏やかで花々しい香りが特徴であり、リラックス効果が高くストレスや不眠症の改善に有用です。
ラベンダーの香りがあまり好きでない方も、純粋な精油のラベンダーは市販のラベンダーの香りの製品と違った香りがしますので、ぜひ試してみてください。
ラベンダーはさまざまな用途に使えて万能なため、まず1本目に買いたい精油です。
ローズ


ローズは甘く芳醇な香りが特徴であり、心を落ち着かせる効果があります。
また、肌の保湿や美肌効果も期待できるため、スキンケアにも利用されます。
ローズは薔薇の花200本で1滴とされており、非常に濃厚かつ高価な精油です。
1滴垂らすだけでかなり強く香りますので、使用量には注意してください。
ジャスミン


ジャスミンは重厚感のある甘く芳醇な香りが特徴です。
感情を安定させ、自信を高める効果があります。
また、女性のホルモンバランスを整え、月経不順や更年期の症状の緩和にも役立つと言われています。
1滴垂らすだけでかなり強く香りますので、使用量には注意してください。
イランイラン


イランイランは東南アジアを感じさせるようなオリエンタルな甘い香りが特徴です。
タガログ語で「花の中の花」という意味をもち、フィリピンでは新婚夫婦の寝室に散りばめる風習があります。
感情のバランスを整える効果のほか、性的な興奮を高める効果もあります。
かなり独特な香りなので、好き嫌いが分かれる精油です。
シトラス(柑橘)系


シトラス(柑橘)系の精油は、柑橘類の果皮から抽出されます。
代表的なものには、レモン、オレンジ、グレープフルーツなどがあります。
これらの精油は爽やかで明るい香りが特徴であり、気分をリフレッシュさせる効果があります。
また、抗菌作用もあるため、アロマスプレーやディフューザーなどで清潔な空間を作り出すのに役立ちます。
オレンジ・スイート


オレンジを切った時のような甘く爽やかな香りが特徴です。
リラックス効果が高く、ストレスを和らげます。
また、消化促進に有用で、食欲不振や消化不良の改善に役立ちます。
好きな人が多い香りで幅広く使用できるため、ラベンダーとともに1本は常備しておきたい万能な精油です。
レモン


まさにレモンの香りであり、気分を明るくしてリフレッシュさせる効果があります。
消臭効果もあるため、部屋の空気を浄化するのに適しています。
色んなものと相性が良いので、ブレンドにも向いています。
ベルガモット


ベルガモットは柑橘系の爽やかさと甘いフローラルな香りが特徴です。
リフレッシュ効果があり、気分を明るくしてストレスや不安を軽減します。
ベルガモットはアールグレイ(紅茶)の香り付けに使われているのが有名です。
グレープフルーツ


グレープフルーツは、爽やかで明るい香りの中にほろ苦さを感じさせる香りです。
気分をリフレッシュさせ、ストレスや疲れを軽減します。
また、消化促進やセルライトケア(ダイエット)にも効果的です。
ウッディー系


ウッディー系の精油は木から抽出され、温かみのある香りが特徴です。
代表的なものにはサンダルウッド、シダーウッド、フランキンセンスなどがあります。
これらの精油は集中力を高め、リラックス効果もあるため、仕事や勉強の時に使うと効果的です。
サンダルウッド


サンダルウッドは穏やかでウッディーな香りが特徴であり、リラックス効果が高いです。
最近はサウナ室などでもよく使われており、瞑想に向いています。
また、免疫力を高める効果もあるため、体力の回復にも役立ちます。
シダーウッド


シダーウッドは温かみのあるウッディーな香りが特徴であり、気分を安定させる効果があります。
また、抗菌作用もあるため、風邪や喉の痛みの緩和にも役立ちます。
フランキンセンス


フランキンセンスは樹脂から抽出され、ウッディーかつミルキーな香りが特徴です。
別名、乳香とも呼ばれ、古代からさまざまな宗教儀式にも使用されてきた神秘的な香りです。
リラックス効果が高く、瞑想や精神的な安定を促進します。
また、肌の再生を促進し、美肌効果も期待できます。
ハーブ系


ハーブ系精油は植物の葉や花、茎から抽出されます。
代表的なものにはティーツリー、ローズマリー、ペパーミントなどがあります。
これらの精油には抗菌作用や気管支拡張作用があり、風邪やインフルエンザなどの予防や症状の緩和に役立ちます。
ティーツリー
ティーツリーはスッキリとした爽やかな香りが特徴です。
オーストラリア先住民族のアボリジニが治療に使用していたことで有名で、抗菌・抗炎症作用があります。
皮膚トラブルや傷の消毒、口臭予防などの効果が期待できます。
ペパーミント


ペパーミントは清涼感のある爽やかな香りが特徴です。
消化促進や頭痛の緩和、ストレス解消に効果があります。
また、集中力を高め、鼻づまりの緩和にも役立ちます。
かなり強い香りがするため、使用量に注意してください。
ローズマリー


ローズマリーは、シャープで爽やかな香りが特徴です。
集中力や記憶力を高め、疲労回復や頭痛の緩和に効果があります。
ユーカリ


ユーカリは清涼感のある爽やかな香りが特徴です。
風邪やインフルエンザの予防や症状の緩和の効果が期待できます。
スパイス系


スパイス系の精油は香辛料から抽出され、温かみのあるスパイシーな香りが特徴です。
代表的なものにはシナモン、クローブ、カルダモンなどがあります。
これらの精油は消化を助けたり、免疫を高める効果があります。
シナモン


シナモンは温かみのあるスパイシーな香りが特徴です。
血行促進や消化を助ける効果、免疫力を高める効果が期待できます。
クローブ


スパイシーで渋い香りが特徴です。
抗菌・鎮痛効果があり、口内炎や歯痛の緩和、消化不良の改善の効果が期待できます。
カルダモン


爽やかでスパイシーな香りが特徴です。
消化促進やストレス解消、気分をリフレッシュさせる効果があります。
また、呼吸器系のトラブルにも効果が期待できます。
まとめ


以上、代表的な精油の種類と効能について紹介しました。
アロマセラピーを始める際には、自分の目的や好みに合った精油を選ぶことが大切です。
また、精油を使用する際には適切な方法で使用し、安全に利用することを心がけましょう。


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